Presentation Information
[11教-ポ-20]学校教育における心理的安全性研究に関するスコーピングレビュー体育授業への示唆に着目して
*Kishimoto Minori1, Otomo Satoshi1, Hashimoto Miho1, Kitagawa Kodai1 (1. Ritsumeikan Univ.)
心理的安全性とは、メンバーがチーム内で支援を求めたりミスを認めたりするなど、対人関係上のリスクを取っても罰せられないと信じられる状態を指し(Edmondson, 1999)、組織の成果を促進する基盤として実証されてきた。この概念は元来、企業の経営組織や医療現場において発展したため、先行研究の多くはビジネスや医療分野に集中している。近年、この知見を学校教育へ応用する試みも行われ始め、「第4期教育振興基本計画(2023)」においても、児童生徒のウェルビーイング向上のための基盤として、学校における心理的安全性の確保が位置づけられるなど、その重要性が高まっている。体育授業は、失敗あるいは能力の個人差が目に見えやすく、他教科にはない特有の身体的及び心理的リスクを伴う環境で学習が行われている。UNESCO(2015)が提唱する「良質の体育(QPE)」を推進する要素として、「心理的危害から保護された安全で支持的な環境」の構築が明記されており、体育授業における心理的な安全性の確保は国際的にも重視されている。
このように体育授業を含め、学校教育における心理的安全性の必要性が高まる一方で、これまで学校教育を対象とした心理的安全性の研究蓄積について、全体像を整理したレビュー研究はきわめて少なく、体育授業に関しては管見の限り見られない。
そこで本研究の目的は、学校教育における心理的安全性に関する研究を対象としたスコーピングレビューを行い、研究動向を整理することであった。特に、体育授業に関する研究を精査し、体育授業改善に向けた知見を得たい。
方法として、CiNii ResearchおよびJ-STAGEを用いて、「心理的安全性」と11個の関連語句を組み合わせた文献検索を実施した。国内の小学校、中学校、高等学校の児童生徒および教師を対象とした論文を抽出し、その研究動向や取り扱われている変数について整理した。
このように体育授業を含め、学校教育における心理的安全性の必要性が高まる一方で、これまで学校教育を対象とした心理的安全性の研究蓄積について、全体像を整理したレビュー研究はきわめて少なく、体育授業に関しては管見の限り見られない。
そこで本研究の目的は、学校教育における心理的安全性に関する研究を対象としたスコーピングレビューを行い、研究動向を整理することであった。特に、体育授業に関する研究を精査し、体育授業改善に向けた知見を得たい。
方法として、CiNii ResearchおよびJ-STAGEを用いて、「心理的安全性」と11個の関連語句を組み合わせた文献検索を実施した。国内の小学校、中学校、高等学校の児童生徒および教師を対象とした論文を抽出し、その研究動向や取り扱われている変数について整理した。
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