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[11教-ポ-40]教職大学院での学びは学校現場でどのように捉え直されるのか保健体育科教員の学部直進者と現職教員に着目して

*Kaisei Inoue1, Atsushi Shirakawa2, Toshihiro Nakajima3 (1. Hokkaido University of Education Graduate School of Education, 2. Hokusho University, 3. Hokkaido University of Education Sapporo)
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【背景】在学中の学びの特徴や共修の教育的意義などが示されてきた。一方、保健体育科教員には、授業に加えて運動部活動やコーチ的役割も求められやすく、授業改善に向けた学び直しが課題となる(久保、2002)。しかし、教職大学院での学びが、修了後の学校現場における実践経験を通してどのように捉え直されるのかについては、十分に明らかにされていない。そこで本研究では、教職大学院を経た教員が、学校現場で大学院での学びをどのように捉え直すのかを明らかにすることを目的とした。【方法】対象は教職大学院を修了した保健体育科教員10名(学部直進者7名、現職教員3名)であった。2026年4月~5月に半構造化インタビュー(平均23分)を実施し、在学中に印象に残った学び、修了後にその学びを想起した場面、学びの受け止め方等を尋ねた。逐語データ(総文字数35、441字)をKHCoderによる、頻出語および共起ネットワーク分析を実施した。【結果・考察】分析の結果、頻出語では両群に共通して「大学院」「授業」「先生」「学ぶ」が上位に抽出され、教職大学院での学びは授業実践や教員との関わりを中心に語られていた。共起ネットワーク分析と逐語データの確認では、学部直進者に「学校―現場―出る」の結びつきがみられ、大学院で得た授業を見る視点が、現場経験を通して具体化されていることが示唆された。一方、現職教員では「大学院―授業―考える―子ども」「教師―学び―実践」の結びつきがみられ、大学院での学びを自身の実践経験や勤務校の実態に応じて再構成していることが示唆された。以上より、教職大学院での学びは、修了後の学校現場で再意味づけられ、学部直進者では「現場経験を通した具体化」、現職教員では「実践経験の問い直しと再構成」として捉え直されることが示された。これは、修了後の省察と継続的な学びを示した先行研究(前田・箭原、2016)とも共通する。

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