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[健康福祉-SB-3]Possibilities of All-Season Adapted Sports Practice for Individuals with Profound and Multiple Disabilities

*Nobuyuki Kaji1 (1. Hiroshima Bunka Gakuen University)
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<演者略歴>
県立広島大学大学院修了。医療的ケアを要する最重度障害児者の運動・スポーツを専門とし、「はなまるキッズ」を主宰してアダプテッド・スポーツを展開している。第74回保健文化賞、第48回博報賞等を受賞し、関連書籍の執筆や各種委員・協議会委員等を務め、地域と連携したインクルーシブ・スポーツ推進に取り組んでいる。
本話題提供では、身体障害、知的障害に加え、吸引や経管栄養などの医療的ケアを必要とする最重度障害児者(乳幼児期~成人期)を対象としたアダプテッド・スポーツ実践について報告する。一般的に、医療的ケアを必要とする最重度障害児者のスポーツ参加は「危険」「困難」と捉えられやすく、参加が可能であることすら十分に知られておらず、活動内容も限定されがちである。しかし、「スポーツは工夫次第で誰でも参加できる」という理念のもと、用具、ルール、指導方法を個々の障害特性に応じて調整することで、主体的な運動・スポーツ参加は十分に可能であると考えている。
 話題提供者が代表を務める広島文化学園大学「はなまるキッズ」では、Land Sports(陸上での運動・スポーツ活動)に加え、Water Sports(プール運動やStand Up Paddleboard)、さらに Winter Sports(バイスキー)へと活動を展開し、今年度で20周年を迎える。これまで毎月一回以上のスポーツ教室を継続してきた。活動では、安全性を確保しつつ主体的な関わりを引き出す工夫を行ってきた。また、保護者からは、姿勢保持の安定や表情の変化、リラックス効果など、日常生活にも良い影響がみられたとの報告も得られている。
 さらに、障害児者本人だけでなく、保護者、特別支援学校教員、理学療法士、看護師、福祉職、地域支援者、大学生ボランティアなど、多様な人々が協働して活動を支えている点も特徴である。支援者や学生自身も運動・スポーツの楽しさや学びを共有し、相互に成長するインクルーシブな実践となっている。今後は、医療的ケアを必要とする最重度障害児者のスポーツ参加に対する社会的理解をさらに広げ、地域連携や支援者育成の体系化を進めることが重要な課題となる。本話題提供では、オールシーズン型アダプテッド・スポーツ実践の具体例に加え、参加者や保護者、学生ボランティアの声も紹介しながら、最重度障害児者スポーツ実践の新たな可能性と今後の展望について検討する。

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