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[生涯スポーツ-SB-2]The Regional Expansion of School Sports Club Activities: Exploring the Role of Community Sports Clubs and Multi-stakeholder Collaboration for a Lifelong Sports Society

*Takayuki Nishimura1 (1. Kanazawa Seiryo University)
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<演者略歴>
金沢星稜大学人間科学部教授、博士(スポーツ科学)。総合型地域スポーツクラブNPO法人クラブパレットの常勤クラブマネジャー(8年間)、金沢大学特任助教を経て現職。スポーツ庁「地域クラブ活動への移行に向けた実証事業」調査・分析チームコアメンバー、日本スポーツ協会総合型地域スポーツクラブ全国協議会常任幹事。
生涯スポーツ社会の実現には、多様な人々が、スポーツ環境を含む地域の諸課題を共有し、その解決に「自分事」として取り組む「仲間」をどれだけ巻き込むことができるかが重要ではないか。現場でのクラブマネジャーとしての実践を通じ、多様なステークホルダーと対話を重ね、この問いに向き合い続けてきた。スポーツが苦手な人、嫌いな人、障害のある人、忙しい子育て世代や働き盛り世代など「スポーツの外側」にいる人々の声に耳を傾ける中で、研究者となった自分の役割をどう問い直すべきか、今も模索し続けている。
 2025年12月、国は部活動改革のキーワードを「地域移行」から「地域展開」へと改めた。このことは、部活動改革を「学校部活動の地域へのスライド」と矮小化せず、幼児から成人までライフステージを通してスポーツに親しむことができる地域スポーツ環境の整備、すなわち、生涯スポーツ社会の再設計に、多様なステークホルダーが協働で取組む「まちづくり」の契機として捉え直す必要がある。
 生涯スポーツ社会実現の担い手として育成されてきた、総合型地域スポーツクラブ(以下、「総合型クラブ」)の設置数は全国で3,541クラブ(2025年7月1日時点)に及び、学校部活動の地域展開の受け皿や担い手としての期待が高まってはいるものの、総合型クラブの育成状況は地域・クラブ間の格差が大きく、「本当に担えるのか」という戸惑いも聞こえてくる。総合型クラブに「できるか」、「できないか」ではなく、総合型クラブが地域のハブやコーディネーターとなり、多角的な連携が実現されるとすれば、それはどのような形か。総合型クラブが保有する指導者ネットワークや運営ノウハウを活かして「支える」関わり、競技志向ではない子どもたちへの新たなスポーツ体験の場づくり、学校卒業後も続く地域での居場所と役割――こうした可能性を会場の皆さんと共に考えてみたい。

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