Presentation Information
[3K0201-07-03]Restoration of the mining and smelting technology system at Ikuno Silver Mine from the early modern period to the Edo period
○Mika AOKI1 (1. Kyoto Prefectural University)
Chairperson: 小松 美鈴(九州大学総合研究博物館)
Keywords:
Ikuno Silver Mine,Early Modern Japanese Mining History,Mining Technology,Smelting Technology,Silver–Copper Resource Transition
生野銀山(兵庫県朝来市)は、1542年の銀鉱石発見以降、佐渡金銀山と並び、日本近世を代表する鉱山として鉱業技術および鉱山制度の形成に重要な役割を果たした。しかし、製錬技術や鉱山経営を直接示す史料は乏しく、とくに採鉱から製錬に至る技術体系の実態は未解明な点が多い。
本研究では、江戸時代の生野銀山を対象として、採鉱遺構の考古学的調査成果と文献史料の検討を統合し、鉱山技術体系の復元を試みる。採鉱技術については、慶寿??周辺に残る溝掘・壁堀を主体とする地上採鉱遺構を中心に、地下採鉱への移行過程を調査事例から復元する。製錬技術については、令和7年に発掘調査された二つの製錬遺跡を主な対象とし、江戸時代を通じた製錬技術の変遷を検討する。とくに17世紀に顕在化した銀から銅への資源移行に対応する製錬炉構造の変化に注目し、考古学的手法による技術復元を行う。
本発表は、近世初期から江戸時代における生野銀山の採鉱・製錬技術体系の全体像を提示し、日本近世鉱業技術史の体系的理解に寄与することを目的とする。
本研究では、江戸時代の生野銀山を対象として、採鉱遺構の考古学的調査成果と文献史料の検討を統合し、鉱山技術体系の復元を試みる。採鉱技術については、慶寿??周辺に残る溝掘・壁堀を主体とする地上採鉱遺構を中心に、地下採鉱への移行過程を調査事例から復元する。製錬技術については、令和7年に発掘調査された二つの製錬遺跡を主な対象とし、江戸時代を通じた製錬技術の変遷を検討する。とくに17世紀に顕在化した銀から銅への資源移行に対応する製錬炉構造の変化に注目し、考古学的手法による技術復元を行う。
本発表は、近世初期から江戸時代における生野銀山の採鉱・製錬技術体系の全体像を提示し、日本近世鉱業技術史の体系的理解に寄与することを目的とする。
