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[3K0301-07-01]Extraction characteristics of Ru from high-concentration hydrochloric acid depending on the complex structure

○Aika Yano1[Student presentation: Master’s course], Atsuko Yano1, Hideaki Sasaki1 (1. Ehime university)
Chairperson: 打越 雅仁(東北大学)

Keywords:

Ru complex,Solvent extraction,UV-Vis spectroscopy

貴金属精錬において、複数の貴金属が溶けた水溶液から特定のイオンを分離する代表的な方法として溶媒抽出法がある。Ru は酸化すると揮発性の RuO4 となるため、酸化蒸留によって分離精製されている。しかし、貴金属の分離を容易かつ環境負荷の小さいものにするためには、溶媒抽出法による Ru の分離が求められる。溶媒抽出法により Ru を分離するためには、液中に存在するイオンの価数や構造に適した抽出剤や反応条件を選択する必要がある。しかし、Ru は前処理の方法や溶解手順に依存して形成される錯体が複雑に変化することが知られており、これが溶媒抽出による Ru の分離を困難にしている。本研究ではアルカリ溶融を経由して Ru を濃塩酸に溶解する方法に着目し、形成される錯体ごとに抽出特性を調査した。TBP を抽出剤として用いた抽出実験の結果、錯体構造によって抽出率が大きく異なることが確認された。また、各錯体の抽出実験で得られる水相の UV–Vis スペクトルから液中の Ru 錯体構造を推定し、抽出特性を考察した。