Presentation Information
[3K0409-18-02]Discovery of a Second New Nickel Hyperaccumulator in Japan
○Kazuki Sugawara1, Kento Takenouchi1, Kasane Sato2, Chihiro Inoue3, Mei-Fang Chien3 (1. The University of Kitakyushu, 2. Honda R&D Co.,Ltd., 3. Graduate School of Tohoku University)
Chairperson: 菅井 裕一(九州大学)
Keywords:
Nickel,Phytomining,Hyperaccumulator
Niは電気自動車のモーターや充電池など、再生可能エネルギーを主軸とした社会の実現になくてはならない金属資源であるが、現状はその全てを海外から輸入している。また、その生産過程で低品位のNi鉱石から高温・高圧条件で硫酸を用いて抽出などを行っており、その環境負荷の大きさが懸念されている。そこで、発表者らはより環境負荷の小さいNi回収技術開発のため、植物のNi吸収・蓄積能力を活用したファイトマイニングに着目し、Niを高濃度で蓄積可能な植物の探索を日本国内で行ってきた。黒瀬川構造帯上の複数の蛇紋岩地帯で植物および土壌の採集を行い、それらのNi濃度の分析を行ったところ、Niの超蓄積植物の基準である1000 mg/kg-DWを超える約4000 mg/kg-DWの濃度でNiを蓄積しているコケ植物を新しく発見した。本発表では今回発見したコケ植物体内のNi濃度の分布、分子生物学的手法による種の同定結果や土壌中のNiの化学形態を踏まえたNi吸収プロセスについて報告・考察を行う。
