開催校挨拶

2025年8月
2026年度組織学会年次大会開催のお知らせ
2026年度組織学会年次大会
実行委員長 青山学院大学 中野 勉
事務局長 青山学院大学 山下 勝
実行委員会一同
2026年度組織学会年次大会を、以下の通り開催いたしますので、会員の皆様には、是非ご参加いただきたく宜しくお願い申し上げます。
日 時:2025年9月20日(土)・21日(日)
開催校:青山学院大学 青山キャンパス ※通常開催(対面方式)
統一テーマ:「VUCAの時代と組織の可能性-時間、空間とモード」
2026年度組織学会年次大会は、2025年9月20日及び21日、青山学院大学(青山キャンパス)にて開催されます。大会の統一テーマは『VUCAの時代と組織の可能性-時間、空間とモード』です。これは、さまざまなセッションの学術的なトピック及び研究分野の境界を限定的に求めるのではなく、大会全体の課題意識として、ご参加いただく皆様にお考えいただきたい方向性を主催校から提案させていただくもので、広義の組織・戦略研究全般の発表とディスカッションの場となります。
組織論分野において100年以上にわたり積み上げられてきた諸理論、概念あるいはパラダイムは、デジタル化や国際化が進むVUCA (volatility, uncertainty, complexity, ambiguity)の時代において、どのように応用できるでしょうか。アナログ時代に蓄積された組織論の知見や英知は、デジタル化が進み、リモートワーク、コワーキング・スペース、イノベーション・ハブで仕事をすることが当たり前となった状況で、どのように組み替えられ、再構成され、新たな展開が可能となるのでしょうか。さまざまな理論化と実証の積み上げの可能性が考えられる中で、どのように対面とデジタルのモードを組み合わせ、生成AIやIoTsのテクノロジーを駆使し、戦略的な組織マネジメントを再構成していくことができるのでしょうか。これらの課題を皆様と深く検討することができれば幸いです。
以上の問題意識に基づき、本大会では参加者の皆様のさまざまなニーズにお応えすべく、多様なサブテーマとフォーマットでセッションを準備しています。内容は多岐にわたり、開催校主催の Prof. Heather Haveman (University of California, Berkeley) によるキーノート・スピーチ、東急株式会社取締役専務執行役の高橋俊之氏による経営者講演、気鋭のスタートアップ経営者による対談、学術的なパネル・ディスカッション、さまざまな領域の実務家や専門家を交えた研究セッションなどに加え、大会委員会がオーガナイズする若手研究者向けのセッションや『組織科学』60周年企画、そして、国際委員会主催による英語での12のトピックに分けられた研究発表セッションなど、さまざまな企画が2日間にわたり日本語と英語で展開されます。
青山学院大学(青山キャンパス)は、文化の発信拠点である、東京の青山という好立地にあります。多くのスタートアップ、ICTの集積と若者文化のトレンドを発信する渋谷、トップ・エンドのファッション・ブランドが並ぶ表参道、ストリート・ファッションの原宿、クリエイターが集まる恵比寿や代官山、先進的なビジネス・ハブとしての六本木や虎ノ門などに近く、現代日本のダイナミズムと躍動感の一端を感じ取ることができる場所です。アクセスは、東京駅からも比較的近く、最寄り駅はJR・東京メトロ・地下鉄・バスなどのターミナル駅である渋谷から徒歩10分、多くの地下鉄や在来線が乗り入れる表参道駅から徒歩5分です。遠方からお越しいただく場合には、渋谷への高速バスなどの利用も可能かと思います。昼食や夕食のための選択肢としては、周辺にはレストランも多く、美しい街の雰囲気を楽しんでいただければと願っています。
今回は、組織学会執行部、大会委員会や国際委員会など多くの学会員の皆様にお世話になりながら、専門職大学院国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール)と青山学院大学経営学部の有志が協力し、開催校として皆様をお迎えする準備を進めています。東京のトレンディーな動きを肌感覚で感じられるキャンパスで皆様をお迎えできることを、一同楽しみにしています。多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。