講演情報

[1L05]東海再処理施設 高放射性固体廃棄物貯蔵庫(HASWS)からの廃棄物の取出しに関する検討について(4) 水中ROVと水中リフタ(グラブ式)の組合せ試験(ハル缶)

*爲田 惟斗1、佐野 恭平1、阿久澤 禎1、秋山 和樹1 (1. JAEA)

キーワード:

東海再処理施設、廃止措置、水中ROV、水中リフタ、遠隔取出し

TRPのHASWSの廃止措置に向け、湿式セル内に貯蔵している廃棄物を、英国の廃止措置で使用実績のある水中ROVと、海底からの物品の引上げ・運搬に用いられる水中リフタを用いて取り出すことを検討している。昨年度、ハル缶の蓋取っ手部を利用し、水中ROVと水中リフタ(吊具式)を用いてハル缶を移動できることを報告した。水中ROVと水中リフタ(吊具式)では移動が困難なハル缶は、水中リフタにグラブを取り付けた水中リフタ(グラブ式)を用いて取り出すことを検討しており、水中ROVと水中リフタ(グラブ式)によるハル缶の移動作業の成立性を確認するモックアップ試験を実施した。試験の結果、モックアップ設備内に種々の姿勢で配置した模擬のハル缶を水中リフタ(グラブ式)で把持して浮き上げ、浮き上げたハル缶を水中ROVで移動できることを確認した。また、より安全かつ確実なハル缶の取出しに向け、ハル缶の把持に適したグラブについて更なる検討を行っている。

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