講演情報

[1L07]東海再処理施設 高放射性固体廃棄物貯蔵庫(HASWS)からの廃棄物の取出しに関する検討について(6) 水中ROVと水中リフタを用いた総合試験

*佐野 恭平1、爲田 惟斗1、阿久澤 禎1、秋山 和樹1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:

東海再処理施設、廃止措置、水中ROV、水中リフタ、遠隔取出し

東海再処理施設のHASWS 湿式セル内に貯蔵している廃棄物(ハル缶、フィルタ類、汚染機器類)を水中ROVと水中リフタ等を用いて取出すことを検討している。 水中ROV等を用いた取出し方法の成立性を確認するために、実環境を想定し、貯蔵状態を模擬した廃棄物の配置かつ暗所・懸濁した作業環境下で、水中ROVと廃棄物の姿勢を考慮し水中リフタ(吊具式)または水中リフタ(グラブ式)を使い分けして取出しに必要な作業を一連で行う総合試験を実施した。試験の結果、実環境を想定した環境下でも種々の姿勢・配置の廃棄物に対して水中ROV等を用いた廃棄物の取出し方法で必要となる作業が一連で実施可能であることを確認し、水中ROV等による取出し方法が成立することを確認した。また、暗所の環境下では、水中ROV等に付属しているケーブル類はセル内俯瞰用カメラからの位置把握が容易ではないため、開口部に新たに光源を設置する等作業環境に係る改善が必要であることを確認した。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン