講演情報
[3C03]原子力機構による環境放射能モニタリングの歩みと今後の展望(3) 新たな3次元放射能マッピング技術の開発
*阿部 裕稀1,2、佐々木 美雪2、鳥居 建男3,4、床次 眞司1、眞田 幸尚2 (1. 弘前大、2. JAEA、3. 福島大、4. 福井大)
キーワード:
放射線イメージング、福島第一原子力発電所、フラクタル形状、逆問題解析
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉を円滑に進めるためには、建屋内の放射能分布を把握する必要がある。私たちは、全方向に同等の感度を有し、個々の検出器の応答特性の違いから放射線の飛来方向を特定可能な小型で持ち運び可能な全方位指向性放射線検出器(FRIE)を開発してきた。FRIEは自己相似形であるSierpinski四面体を模擬して結晶を配置しており、逆問題解析と組み合わせることで放射瀬能分布を3次元的にイメージング可能なシステムである。本発表では、新たに高ガンマ線量環境下用に開発したFRIEの放射能分布推定精度評価結果及び、フィールド測定結果について報告する。
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