講演情報

[3C08]原子力機構による環境放射能モニタリングの歩みと今後の展望(8)モニタリングデータを活用した外部被ばく線量の評価とその社会適用

*吉村 和也1、阿部 智久1、眞田 幸尚1 (1. JAEA)

キーワード:

福島第一原子力発電所、モニタリング、空間線量率、外部被ばく線量

福島原子力発電所事故後、空間線量率のモニタリングは様々な機関により航空機サーベイや走行サーベイ、歩行サーベイといった種々の方法で実施されてきた。このモニタリングにより示された空間線量率の分布状況は、避難指示区域の設定等に活用されてきた。一方、特定復興再生拠点等における避難指示解除においては、個人線量に基づく実際的な被ばく状況の把握と放射線防護の必要性が国の方針として示されている。被ばく線量の評価方法には、線量計を用いた実測やシミュレーションがあり、それぞれの方法の特徴に留意した適用が必要である。本発表ではこれら被ばく線量評価手法の一例として、原子力機構が検討してきた空間線量率のモニタリングデータに基づく外部被ばく線量評価方法を紹介する。併せて本手法の地域社会への活用事例を紹介する。

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