講演情報
[15]主要通勤交通手段別にみた退勤時立ち寄り行動と休日外出行動の関連-福岡市周辺のDIDにおける位置情報データを用いた行動分析-
○出﨑 貴仁1、黒瀬 武史2 (1. 独立行政法人都市再生機構、2. 九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門)
キーワード:
交通手段、立ち寄り、外出行動、生活習慣、位置情報データ
少子高齢化が進む現代社会において、身体活動の促進を通した健康寿命の延伸は重要な課題である。本研究では、福岡市周辺の人口集中地区に居住する通勤勤務者の退勤時立ち寄り行動と休日外出行動との関係について、位置情報データを用いた分析を行った。通勤交通手段別に比較すると、鉄道利用者は他の交通機関より立ち寄り頻度が高く、公共交通機関利用者では休日の身体活動量が高いことが明らかになった。また、同じ交通手段内での2群比較では、鉄道利用者と自動車利用者に立ち寄り行動の有無と休日の外出頻度に関連性が確認された。さらに、鉄道利用者について、居住地周辺での立ち寄り行動が休日の身体活動量と関連することが明らかになった。
