講演情報
[28]市区町村における希望出生率の推計値とその要因に関する一考察―自治体属性に着目した基礎的研究―
○川﨑 薫1、森本 瑛士2 (1. NTT東日本株式会社、2. 信州大学)
キーワード:
希望出生率、少子化、人口減少、自治体属性
近年,日本においては少子化が重大な課題となっている.合計特殊出生率が人口置換水準を大きく下回る中で,新たに希望出生率という目標値が設定された.
しかし,この数値は全国一律の目標設定であり,国内の市区町村もそれに倣ってしまい,自ら過大な目標設定を実施している可能性がある.
そこで本研究では,実際に市区町村別に希望出生率を算出し,その数値の大小に影響する自治体属性を明らかにした.
結果的に,大半の自治体では目標値を下回っており,過大な目標設定であることが明らかになった.
また,児童福祉費や同一自治体内での勤務が多い場合,希望出生率が高まりやすいことが明らかになった.
しかし,この数値は全国一律の目標設定であり,国内の市区町村もそれに倣ってしまい,自ら過大な目標設定を実施している可能性がある.
そこで本研究では,実際に市区町村別に希望出生率を算出し,その数値の大小に影響する自治体属性を明らかにした.
結果的に,大半の自治体では目標値を下回っており,過大な目標設定であることが明らかになった.
また,児童福祉費や同一自治体内での勤務が多い場合,希望出生率が高まりやすいことが明らかになった.
