講演情報

[37]社会変化に対応した行政計画と市民参加の関係性に基づく施策展開愛知県長久手市の取り組みを事例に

○吉村 輝彦1 (1. 日本福祉大学)
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キーワード:

計画、市民参加、計画策定プロセス、マネジメント、長久手市

これまでの行政主導の、また、対行政の「住民参加」から、多様な主体と協働して進める、「市民参加」への変化が見られる。同時に、行政が進める政策や事業、計画づくりへの市民参加だけではなく、市民が一主体として、私発で実践する多彩な取り組みが広がる等新たな参加の様相を見せている。社会が変化していく中で、改めて、これまでの地域づくりの取り組みや進め方を見つめ直し、「行政計画」や「市民参加」そのもののあり方を捉え直す機会となっている。そこで、本研究では、長久手市における10年以上にもわたる取り組みの変遷を見ていくことで、「行政計画」と「市民参加」が、どのような関係の中で、政策化・制度化・仕組み化等がされてきたのか、また、どのような捉え直しのもとで、「行政計画」や「市民参加」の内容が位置づけられているのかを明らかにし、また、「行政計画」や「市民参加」の今後のあり方を示した。