講演情報

[47]全線新設LRTの開業時からの本源需要の変化に関する研究

○冨岡 秀虎1、浅野 周平2、森本 章倫3 (1. 早稲田大学大学院創造理工学研究科、2. 福井大学学術研究院工学系部門 建築建設工学講座、3. 早稲田大学理工学術院)
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キーワード:

LRT、本源需要、時系列推移、ICカードデータ

本研究の目的は、本源需要の特徴を明らかにすることを通じて本源需要を判別する手法を構築し、本源需要の時系列的推移を明らかにすることである。分析の結果、以下が明らかとなった。第一に、webアンケート結果から、本源需要の特徴が明らかとなった。派生需要(私事・業務)と比較して、本源需要は利用頻度が少なく、滞在時間が短い傾向にある。第二に、本源需要の時系列的推移を明らかにした。本源需要による利用者割合は、平日では、開業直後で18.6%、開業から約1年後で6.0%である。土休日では、開業直後で45.1%、開業から約1年後で22.9%である。また、本源需要による利用者数は、開業から約1年後には、平日では開業直後の43.6%、土休日では開業直後の34.0%に減少する。