講演情報

[48]バス停の利用圏域拡大に向けた検討-PT調査における移動時間に着目して-

○戸塚 健太1、森本 瑛士2、高瀬 達夫2 (1. 信州大学大学院 総合理工学研究科 工学専攻、2. 信州大学 工学部 水環境・土木工学科)
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キーワード:

バス停、トリップ、アクセス圏、イグレス圏、要因分析

地方都市では,路線バスが主要なネットワークとなることが考えられる.しかし,路線バスを広範囲で維持することは難しい.維持するにあたって,利用者数の確保が重要である.そこで,本研究では利用圏外からも多く利用されているバス停の特徴などを分析することで利用圏の拡大から利用者数増加に向けた検討を試みる.分析の流れとしては,実際にバス停によって圏域に差があるかを把握し,差が生じる要因の分析を行った.その結果として,高齢層はバス停周辺の施設を優先的に利用していることが示唆された.また,利用圏が大きい要因としては,総移動時間が長いこと,バスの運行頻度が高いこと,到着地が交通施設(駅など)であることが分かった.