講演情報

[51]地域住民の認識を通したデマンド交通の価値に関する研究岡山県赤磐市赤坂地域を対象として

橋本 成仁1、○坂本 柊人1、林 晃紀1、樋口 輝久1、海野 遥香2 (1. 岡山大学、2. 茨城大学)
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キーワード:

デマンド交通、住民意識、価値、サービス

近年、地方部では路線バス廃止の代替手段や公共交通空白地域を解消することを目的としたデマンド交通(事前予約により運行する公共交通)の導入が進んでいる。デマンド交通の利用者数は多くはなく、収支状況は厳しいが、その利用価値やまちに与える価値を含めた多様な価値について評価されていない。本研究は、岡山県赤磐市赤坂地域で実施した、公共交通に関する世帯アンケート調査結果を用いて、デマンド交通がもたらす多様な価値を明らかにすることを目的とする。その結果、デマンド交通の多様な価値に対する評価やデマンド交通の価値とサービスの関連性を明らかにした。本研究で得られた結果は、自治体が今後デマンド交通の導入やサービスを考える上で参考となることが期待される。