講演情報

[52]小学生の登校時における家族の送迎行動の実態に関する研究

○廣瀬 暖1、橋本 成仁1、海野 遥香2、氏原 岳人1、樋野 公宏3 (1. 岡山大学、2. 茨城大学、3. 東京大学)
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キーワード:

小学生、通学手段、送迎行動

近年,我が国では少子化に伴う学校統廃合の実施による通学時間や通学距離の増加,徒歩通学中の交通事故・犯罪の多発を背景に,従来の主流であった徒歩通学のみならず,スクールバスや家族による送迎など小学生の通学手段が多様化している.しかし,その実態や手段が選択される要因についての研究は十分であるとは言い難く,今後の通学政策やまちづくりの在り方を検討するためにはその実態について詳細に把握する必要があると考える.そこで本研究では,通学手段の一つとして家族の送迎行動に着目し,その実態及び手段が選択される要因について分析した.その結果,近隣住民との関係や歩行環境に対する評価が送迎回数と関連していることや、都市部と地方部で関連のある要素が異なることなどを明らかにした.