講演情報

[79]名古屋市内の主要道路を対象としたヘルシーストリート・デザイン評価に関する研究

○森 琢人1、宮脇 勝2 (1. 日本工営都市空間株式会社、2. 名古屋大学大学院)
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キーワード:

ウォーカビリティ、健康、ヘルシーストリート、名古屋市、ストリート・デザイン

本稿では、日常的な歩行を促進し、身体活動量を増加させることで健康増進を図る「ヘルシーストリート・デザイン評価」の観点から、名古屋市内の主要道路の歩道について評価する方法を検討した。ヘルシーストリート・デザイン評価の目的は、評価指標と歩道のデザインを考慮しながら、改善が必要な道路を特定し、必要な整備を検出することである。評価結果から、名古屋市内で最も健康的な道路は、名古屋城二の丸南側の出来町通りで、総合得点は77.8点だった。最も悪かったのは庄内川の堤防で、総合スコアは45.7点だった。歩行者数が最も多い道路で、比較的低かったのは名古屋駅東側の名駅通りで、スコアは63.2だった。それぞれどういった配慮が必要なのかを論じている。