講演情報

[82]MRを用いた都市の空間計画を検討するワークショップ手法の開発

○饗庭 伸1、西 昭太朗1、伊藤 武仙2、山田 沙知2、加茂 春菜2、田野 哲也2、秋生 ゆうか3 (1. 東京都立大学、2. 株式会社ホロラボ、3. 生和コーポレーション株式会社)
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キーワード:

市民参加、3Dモデルデータ、3D-GIS、大規模公共用地の開発

筆者らが開発した、MR技術を用いて市民参加型で空間計画を作成するワークショップ技術を①空間計画シミュレーション、②ディブリーフィングの2段階にわけて報告した。ケーススタディの対象としたのは、H市の大規模公共施設の跡地計画の開発計画であり、26名の参加者を得て2回のワークショップを開催し、3つの計画案を作成した。コミュニケーションの媒体としては、3Dモデルデータと紙のカード、紙の地図などのデジタルとタンジブルのデータを組み合わせて用いた。空間計画シミュレーションの段階においては、参加者の評価は良い評価と悪い評価があり、検討時間や3Dモデルデータの不足により、特にサイズやボリュームの検討には欠点があった。ディブリーフィングの段階においては、検討結果の3Dデータをシームレスに用いることが利点である。