講演情報
[102]線引き制度を通じた市街化区域編入の運用実態および開発実態に関する研究神奈川県秦野都市計画区域の市街化区域編入を中心に
○中島 由貴1、秋田 典子2 (1. 国土交通省海事局、2. 千葉大学大学院園芸学研究院)
キーワード:
線引き制度、市街化区域編入、人口減少、産業フレーム
本研究は、人口減少過程における線引き制度の運用実態について、市街化区域編入の実態に着目し、編入理由の変化や具体的な編入事例の分析を通じてその意義と課題を明らかにすることで、人口減少時代における線引き制度のあり方について示唆を得ることを目的とする。調査対象は神奈川県の線引きとし、神奈川県秦野都市計画区域でケーススタディを行った。
本研究により、人口減少過程における区域編入は、住居系用途より工業系用途が多く、新規の産業立地のツールとしての役割を果たしていることや、工業系用途の区域編入は産業立地の需要とは必ずしも一致せず、開発圧力というよりも、むしろ地域活性化や産業振興の実現手段となっていることが明らかとなった。
本研究により、人口減少過程における区域編入は、住居系用途より工業系用途が多く、新規の産業立地のツールとしての役割を果たしていることや、工業系用途の区域編入は産業立地の需要とは必ずしも一致せず、開発圧力というよりも、むしろ地域活性化や産業振興の実現手段となっていることが明らかとなった。
