講演情報
[115]解析雨量、表面雨量指数、土地利用データを用いた雨量流出抑制策の試算に関する研究東京都西部を流れる浅川流域を対象として
西浦 定継1、河口 和寿2、○小林 利夫1、藤村 和正1 (1. 明星大学、2. 相模原市)
キーワード:
解析雨量、表面雨量指数、土地利用、ベイズ統計
本論では、東京都西部を流れる浅川流域を対象として、気象庁が公開している各種雨量データとGIS土地利用データを使って、以下の3つを明らかにした。第一には、気象庁が公開している解析雨量、表面雨量指数を1kmメッシュ毎に可視化し、その強度を評価した。第二には、1kmメッシュレベルで土地利用転換の有効性を検討した。第三には、市街化区域と市街化調整区域が混在している都市外縁部において、地区計画等を活用し貯留槽を設置した場合の有効性について検討した。雨量、土地利用データを活用することにより、貯留槽の設置効果を検証し、調整区域での地区計画を活用して具体的に実現化していくためには、地上部の整備や道路、上下水道などの他のインフラ施設、緑地整備などと合わせて検討していく必要がある。
