講演情報

[132]言語生成モデルに基づく首都圏移動活動経路の予測

○松永 隆宏1、羽藤 英二1 (1. 東京大学大学院)
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キーワード:

アクティビティモデル、トランスフォーマー、注意機構、パネルデータ

本研究では,マクロな都市ネットワークにおける活動スケジューリング系列を生成するためのTransformer ベースの枠組みを提案する。本モデルは個人属性や過去の履歴に影響される活動経路を柔軟に生成する。時間・場所・活動の3系列をトークン化して独立にモデリングし,系列間の相互作用はクロスアテンションによって捉えることで,状態空間の爆発を回避する。ケーススタディにおいては活動パターンに関するパネル調査データにモデルを適用しその精度を検証するとともに,空間解像度ごとの性能比較を行った。本手法は日次活動パターンからライフコースにわたる経路全般に拡張可能であり,次世代のアクティビティシミュレータに向けた基盤を提供するものである。