講演情報
[155]つくば市を例に開発時期が異なる市街地に着目した年齢別人口構成の推移に関する分析
○欧陽 君顔1、金 炅敏2、松橋 啓介3 (1. 麗澤大学、2. 大成建設株式会社 技術センター、3. 国立環境研究所)
キーワード:
人口動態、年齢・時代・世代分析、つくば市、都市開発
本研究の目的は、都市開発の時期が年齢階層別の人口構成に及ぼす影響を明らかにすることである。事例として茨城県つくば市を取り上げ、4地区における年齢階層別人口を算出し、加えて年齢・時期・コーホート(APC)分析を実施した。その結果、既成市街地では多世代が共存しており、研究学園地区では学生人口および退職後も定住を継続する層が多いことが確認された。近年開発の進んだTX沿線地区では、就労世代および子育て世代の人口が増加しており、今後は高校生世代への対応が求められる。一方、市街化調整区域はこれまで団塊世代の受け皿となってきたが、今後は縮小の方向が望まれる。
これらの結果は、都市開発の時期が長期的な人口構成に与える影響の解明に資するとともに、今後の持続可能な都市政策の立案に向けた示唆を提供するものである。
これらの結果は、都市開発の時期が長期的な人口構成に与える影響の解明に資するとともに、今後の持続可能な都市政策の立案に向けた示唆を提供するものである。
