セッション詳細

[S12]アルツハイマー型認知症の新薬を考える

2025年11月14日(金) 8:40 〜 10:40
第4会場(本館1F Room C-1)
座長:伊賀 淳一(愛媛大学大学院精神神経科学講座)、服部 信孝(順天堂大学大学院医学研究科 神経学)
アルツハイマー型認知症およびその前段階である軽度認知障害(MCI)の病態解明は大きく進展しており、それに伴い新薬の開発も加速している。最近では、ドナネマブが2024年11月承認、レカネマブが2023年9月承認、ドネペジル経皮吸収型製剤が2022年12月承認、ブレクスピプラゾールは2024年9月に、「アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、 過活動又は攻撃的言動」対する適応が新たに追加された。これらの新しい治療選択肢の登場は、アルツハイマー型認知症の治療に携わる精神科医にとって喜ばしいことである。しかし、その一方で、治療効果や副作用について患者やその家族に説明する際に悩む場面も少なくない。そこで本シンポジウムでは、これら4つの薬剤について精神科医の立場から、それぞれの薬剤の特徴や、患者およびその家族にとってのメリット・デメリットを、エキスパートが詳しく紹介する。

導入

[S12-1]Donanemabについて考える

*嶽北 佳輝1 (1. 関西医科大学医学部精神神経科学講座)

[S12-2]レカネマブの効果・副作用、および18ヶ月後の継続・中止を考える ~意思決定の観点から~

*吉野 祐太1 (1. 愛媛大学附属病院・精神科)

[S12-3]アリドネパッチの有用性について考える

*伊賀 淳一1 (1. 愛媛大学大学院精神神経科学講座)

[S12-4]ブレクスピプラゾールの適応追加とBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第3版)

*馬場 元1,2 (1. 順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック, 2. 順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学)

総合討論