講演情報
[3audi-1510-1add]自励振動・係数励振の非線形分岐特性と計測・制御への応用
藪野 浩司 氏(筑波大学)
力学系理論の進歩によって様々な自然現象の非線形的特徴が数理解析的に明らかにされつつある.本発表では初歩の力学系理論を復習しながら,工学システム(特にいくつかの機械システム)に発生する自励振動・係数励振の非線形分岐特性を明らかにする.また,このような数理解析的なアプローチ法が実際の現象のどのような側面をとらえているかを理解する.さらに,計測(非接触原子間力顕微鏡(AFM)や超高感度微小質量計測)や制御(劣駆動マニピュレータの運動制御)の高機能・高性能化を可能にする,非線形現象の積極利用について紹介する.