セッション詳細

[SY04]シンポジウム04:在宅ドクターカーの対応と在宅病院前救急との融合 ―地域包括ケアにおける新たな医療体制構築に向けて―(共同企画:病院前救急診療医学会)

2026年7月4日(土) 9:00 〜 10:30
第6会場(札幌コンベンションセンター 小ホール)
座長:飯嶋 将史(いいじま訪問診療クリニック世田谷区二子玉川),青木 弘道(東海大学医学部付属病院 高度救命救急センター)
昨今、在宅療養患者の超高齢化、多死社会に突入し、在宅療養患者の急変、対応は在宅医療の質、並びに持続性を左右する重要な課題であると考えられる。
在宅利用と救急医療の連携強化を推進する中でも、現在の救急システムは病院への搬送を前提としており、患者や家族が望む、在宅における看取りや療養継続と乖離することが少なくない。
厚生労働省医政局地域医療計画課の指針ではドクターカーの活用を含む在宅医療と救急医療の連携、病院前救急体制の整備が提唱されている。
本シンポジウムでは在宅ラピッドカーを含む在宅病院前救急の融合の可能性を議論、検討したい。
具体的には
1在宅患者の急変時における初期対応と搬送の可否判断のプロトコール化
2消防、救急救命士を含む現場活動家における情報共有と役割分担
3終末期、ACP、SDMを踏まえた搬送回避の選択肢の制度化、プロトコール化
4地域医療計画における救急システムの位置づけと持続可能な運営システム
などを論点として提示する。

これにより在宅医療の現場と救急システムを連動、架橋させ切れ目なき地域包括ケアの実現を目指す方策を明らかにしたい。

[SY04-1]地方・過疎地域における在宅救急医療体制には「高める個、広げる連携」どちらも必要

浜上 知宏1, 前角 衣美2 (1.ぽかぽか在宅ケアクリニック, 2.よだか診療所)
2010年4月 鳥取県立中央病院 外科専攻医
2013年4月 兵庫県災害医療センター 救急部フェロー
2015年4月 公立豊岡病院 但馬救命救急センター救急集中治療科
2021年4月 岡山家庭医療センター 奈義ファミリークリニック
2023年4月 医療法人双樹会 よしき往診クリニック

[SY04-2]在宅医療におけるドクターカー導入の障壁と実装課題
【現行運用マニュアルと制度的制約の検討】

飯嶋 将史 (いいじま訪問診療クリニック 世田谷区二子玉川)
東海大学高度救命救急センターの救命救急科に入局。
救命救急医として、湘南の地でドクターヘリ、ドクターカー業務、重症外傷対応、集中治療に従事。
その後、川崎市の在宅診療所の勤務を経て、2023年にいいじま訪問診療クリニック世田谷区二子玉川 開業。
現在に至る。

「資格」
日本専門医機構認定 救命救急専門医
日本在宅医療連合学会認定専門医、指導医 評議員
日本プライマリ・ケア連合学会認定医、指導医 代議員
日本緩和医療学会 認定医
日本老年医学会認定 高齢者栄養認定医 

[SY04-3]在宅ドクターカーの新たな役割 ―急変対応と医療コミュニケーションの専門家―

井上 淑恵1,2,3,4, 佐々木 淳4 (1.医療法人社団悠翔会 悠翔会在宅クリニック品川, 2.藤沢市民病院救命救急センター, 3.日本医科大学総合診療科, 4.医療法人社団悠翔会)
2006年 香川大学卒業、藤沢市民病院初期臨床研修医、
2008年 藤沢市民病院救命救急センター後期臨床研修医
2011年 日本医科大学付属病院 集中治療室
2013年~医療法人社団悠翔会在宅クリニック(常勤)  藤沢市民病院救命救急センター(非常勤)
2020年~日本医科大学総合診療科非常勤講師

[SY04-4]在宅ドクターカーにおける運用標準化と救急連携の論点を整理する

宮本 雄気1,2,3 (1.順天堂大学 救急災害医学講座, 2.医療法人双樹会 よしき往診クリニック, 3.日本病院前救急診療医学会 理事)
2012年 京都府立医科大学医学部医学科 卒業
2014年 京都府立医科大学 救急医療学教室 医員
2017年 医療法人双樹会 よしき往診クリニック 医員
2025年 京都府立医科大学 救急医療学教室 助教
2026年 順天堂大学 救急災害医学講座 准教授