フィールド研修(エクスカーション)のお知らせ
国際開発学会第36回全国大会では、11月30日(日)に、広島が世界に誇る2つの地域を訪問する、エクスカーションを実施します。詳細は以下のとおりです。
【趣旨】
戦後80年に当たる2025年、第36回全国大会のテーマは「平和と開発の展望を開く―未来に向けた対話」です。今回のエクスカーションは広島で平和と未来についてフィールドから考えるうえで最も重要な2つのオプションを用意しました。ひとつは広島平和記念公園、もう一つは宮島です。いずれも良く知られた世界遺産の地ですが、今回は地元ならではの思いや見方に触れて、世代を超えてそれらを共有するという特別な意味を加えて企画しています。限られた時間ではありますが、会員の皆さまにとって、未来にとって、深く心に残る機会を提供いたします。
2025年11月30日
集合場所:大学会館前(ミライクリエ前)バス停付近
集合時間:12:00(正午)プレナリーの後速やかに移動・集合ください。
【オプション1】
「広島の平和への思いを五感で感じる」広島平和記念公園半日コース(定員35人)
世界で戦争と紛争が絶えず、国の指導者が核兵器の使用をちらつかせさえする今日、改めて広島で起こったこととその後の歩みを感じ取り、平和の意味を考え直すことは、開発の本来の意味を考え直すきっかけにもなります。このコースでは、まず広島平和記念資料館を訪ね、続いて被爆体験伝承者の講話を聴きます。被爆体験者の高齢化が進む中、体験を風化させない取り組みにでもあります。続いて、ボランティアの方に平和記念公園を案内していただきます。
- 12:10 広島大学より貸し切りバスで出発(車内で昼食、お弁当付き)
- 13:20 広島平和記念資料館着、資料館見学(音声ガイド付き)
- 14:20 追悼平和祈念研修室にて被爆体験伝承者講話
- 15:30 ボランティアガイドによる平和記念公園案内
- 17:00 現地解散(広島駅までバス・市電で約40分)
【オプション2】
「歴史と文化から平和を考える」宮島半日コース(定員40人)
宮島が世界遺産であることはご存じでしょう。しかし、世界遺産の意義は、厳島神社と海上の大鳥居だけでなく、むしろ背景となる神の山、弥山と一体となった自然と人間が作ったものとの融合にあります。さらに、広島平和記念公園にある平和の灯には、弥山の消えずの霊火が用いられていることも、平和への思いとの繋がりを感じさせてくれます。このコースでは普段、観光客として訪問することでは得られない、深い知識に基づいたボランティアガイドの方による案内で、改めて宮島を理解します。
- 12:10 広島大学より貸し切りバスで出発(車内で昼食、お弁当付き)
- 13:30 宮島口駐車場着
- 14:00 フェリーで移動、宮島着 ボランティアガイドによる宮島案内・自由行動
- 16:30 現地(宮島)解散(広島駅までフェリー・JRを乗り継いで約70分)
【参加費】
オプション1.広島平和記念公園半日コース
- 一般・名誉会員:5,000円
(バス代往路、昼食代、平和記念資料館入館料・音声ガイド代含む) - 学生会員:3,000円(同上)
オプション2.宮島半日コース
- 一般・名誉会員:5,000円
(バス代往路、昼食代、宮島入島料フェリー代往復、厳島神社拝観料含む) - 学生会員:3,000円(同上)
【申し込み】
- 大会参加登録と同じシステムで行います。
- 準備の都合上、エクスカーションの参加申し込み・お支払いは、各オプションの定員に達した時点、もしくは11月14日(金)の早い期日で締め切ります。当日、人数に余裕ができた場合には、集合場所にて参加申込を受け付ける場合があります。
- 領収書には、「フィールド研修」と表記されます。
- バスは往路の目的地までとなります。各訪問地での移動中、預け荷物がある方は、申し込みの際に「預け荷物あり」をお選びください。預かり料は個人負担となります。ご面倒を避けるためにも、なるべく身軽な格好でのご参加にご協力ください。