講演情報

[1C02]国際協力に若者の活力を取り入れるために(その2):若手職員からの視座

*山形 辰史1、*原田 貴2、*原 昌平3、*河野 敬子4、*由佐 泰子5、*末澤 瑠里子6、*左近 文子3、*神武 桜子3、*岩谷 允六有3 (1. 立命館アジア太平洋大学(APU)、2. 外務省、3. 国際協力機構、4. 一般社団法人 海外コンサルタンツ協会 (ECFA)、5. 国連世界食糧計画、6. 八千代エンジニヤリング株式会社)

キーワード:

若者、外務省、国際協力機構(JICA)、開発コンサルタント、国連

1. 企画の背景・主要な論点 Background / Main points to be discussed 近年若者が内向きになり、国際協力よりも国内の社会課題に目を向ける傾向がみられる。外務省やJICAといった公的国際協力機関でも、若手・中堅の人々をどのようにして国際協力に惹き付け、高い意欲を保ち続けられるかが、課題となっている。この問題意識に基づき、2025年春季大会において「国際協力に若者の活力を取り入れるために:外務省・JICAからの視座」と題するラウンドテーブルを実施した。北海道大学生やJASID人材育成委員会委員以外は若者の参加は得られなかったものの、「短期間で成果や成長実感を求める若手に対して、アサインする業務や待遇面で、どう応えていくべきか」という問題意識が得られた。この成果を元にして、今回のRTではJICAの若手職員や開発コンサルタント、国連職員による発表を主眼として、より議論を深めることを試みたい。議論のベースとしては、大河原誠也編『国際協力ってなんだ?つながりを創るJICA職員の仕事』筑摩書房、2025年を参照する。
2. 期待される成果 Expected outcome of the session 「短期間で成果や成長実感を求める若手に対して、アサインする業務や待遇面で、どう応えていくべきか」という点を中心に報告した後、外務省の原田貴会員、JICA理事の原昌平会員、ECFAの河野敬子会員がコメントする。 本RTの成果は、外務省やJICA、ECFAおよび開発コンサルティング会社の人材育成政策に直接活用されることが期待される。また、大学教育においても、国際協力を目指す学生に対して、どのような展望、事前知識・経験を与えるべきか、という点に関して、大きな示唆が得られると想定される。

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