セッション詳細
【ランチョンセミナー2】漢方の考えを看護に活かす~その人の「こまごまとしたこと」を理解するために~
2025年9月12日(金) 12:40 〜 13:40
第3会場
座長:吉川 久美子((前)日本看護協会常任理事)
講師:四日 順子(富山大学附属病院/認知症看護認定看護師)
共催:株式会社ツムラ
講師:四日 順子(富山大学附属病院/認知症看護認定看護師)
共催:株式会社ツムラ
「看護に東西はあるのか」「漢方的な看護とはどんなものなのか」このような質問をよくいただく。
漢方はもともと紀元6世紀ごろに中国から伝来したと言われているが、これまでの長い年月の中で、日本の国情や風土にあわせて幾度となく改良され、現在の日本独自の漢方という医療体系となった。そして漢方の考え方のひとつである、四季折々の風土に合わせた養生の知恵や、「気」を大切にする考えは、今では広く日本の人の生活に溶け込んでいる。
ナイチンゲールは「人間は生まれつき生命力を持っていて、看護はその生命力を高めるよう調整する営みである」また「良い看護というものは、あらゆる病気に共通するこまごましたこと、およびひとりひとりの病人に固有したこまごまとしたことを観察すること、ただこの2つだけで成り立っている」と述べている。
この自然治癒力を高める働きかけや、その人に合ったオーダーメイドのケアは漢方の考え方と共通しており、漢方がもっとも得意とする部分である。生活の中に溶け込んでいる漢方のツールと五感を巧みに使い、その人の「こまごましたこと」を観察し整えていくことで、看護がより一層楽しくなることをお伝えしたい。
漢方はもともと紀元6世紀ごろに中国から伝来したと言われているが、これまでの長い年月の中で、日本の国情や風土にあわせて幾度となく改良され、現在の日本独自の漢方という医療体系となった。そして漢方の考え方のひとつである、四季折々の風土に合わせた養生の知恵や、「気」を大切にする考えは、今では広く日本の人の生活に溶け込んでいる。
ナイチンゲールは「人間は生まれつき生命力を持っていて、看護はその生命力を高めるよう調整する営みである」また「良い看護というものは、あらゆる病気に共通するこまごましたこと、およびひとりひとりの病人に固有したこまごまとしたことを観察すること、ただこの2つだけで成り立っている」と述べている。
この自然治癒力を高める働きかけや、その人に合ったオーダーメイドのケアは漢方の考え方と共通しており、漢方がもっとも得意とする部分である。生活の中に溶け込んでいる漢方のツールと五感を巧みに使い、その人の「こまごましたこと」を観察し整えていくことで、看護がより一層楽しくなることをお伝えしたい。