セッション詳細
【都道府県看護協会公募企画2:富山県】持続可能な新卒訪問看護師育成へのチャレンジ
地域で共に学び・育ち・支え合う仕組みと生涯学習支援の視点から
2025年9月12日(金) 14:00 〜 15:00
第3会場
座長:吉田 智子(富山県看護協会専務理事)
企画代表者:岡本 里美(富山県看護協会会長)
講師:稲村 睦子((前)富山県看護協会会長)
渋谷 美保子(富山県済生会高岡病院看護部長)
小原 留美(社会福祉法人光風会理事・光風会訪問看護ステーション管理者)
企画代表者:岡本 里美(富山県看護協会会長)
講師:稲村 睦子((前)富山県看護協会会長)
渋谷 美保子(富山県済生会高岡病院看護部長)
小原 留美(社会福祉法人光風会理事・光風会訪問看護ステーション管理者)
新卒訪問看護師の育成については、2009(H21)年頃から、育成プログラムの作成、活用、改訂等を通じて千葉県や高知県など多くの都道府県で取り組まれている。標準化された育成ガイドラインとしては、2011(H23)年に日本訪問看護財団発行の「訪問看護師OJTガイドブック」が初版された。その後、2018(H30)年に全国訪問看護事業協会「訪問看護から始めるキャリア支援ガイド」等も発行され、全国各地において新卒訪問看護師の育成に取り組まれてきた。一方、本県では、新卒者の採用意向はあっても、県全体としての育成体制構築には至らず、長く、事業所の裁量に委ねられてきた。
他都道府県から遅れること10余年、漸く、2020(R2)年度日本看護協会「訪問看護総合支援センター試行事業」の採択を契機に、新卒者育成の意向調査や有識者等によるワーキングに着手した。本格的な始動は「富山県訪問看護総合支援センター(県委託)」を開設した2022(R4)年以降であり、新卒訪問看護師育成試行事業(補助)や新卒訪問看護師育成検討会による検討・協議を経て、2024(R6)年6月に「富山県新卒訪問看護師育成ガイドライン」の完成に至った。
本県のガイドラインは、新卒看護師を採用した訪問看護事業所を中心に、身近な地域の関係機関が協力し合い、共に学び・育ち・支え合いながら地域全体が成長する仕組みの構築を目指している。また、当ガイドラインは、2023(R5)年に日本看護協会が公表された「看護職の生涯学習ガイドライン」及び「看護師のまなびサポートブック」を反映した内容となっており、新任職員の育成にも活用いただいている。
そこで今回、これまで全国各地で、新卒訪問看護師の育成に尽力されてこられた先駆の方々との意見交換を通じて、地域で共に学び・育ち・支え合う仕組みと生涯学習支援の視点から、持続可能な新卒訪問看護師育成について考える機会とさせていただきたい。
他都道府県から遅れること10余年、漸く、2020(R2)年度日本看護協会「訪問看護総合支援センター試行事業」の採択を契機に、新卒者育成の意向調査や有識者等によるワーキングに着手した。本格的な始動は「富山県訪問看護総合支援センター(県委託)」を開設した2022(R4)年以降であり、新卒訪問看護師育成試行事業(補助)や新卒訪問看護師育成検討会による検討・協議を経て、2024(R6)年6月に「富山県新卒訪問看護師育成ガイドライン」の完成に至った。
本県のガイドラインは、新卒看護師を採用した訪問看護事業所を中心に、身近な地域の関係機関が協力し合い、共に学び・育ち・支え合いながら地域全体が成長する仕組みの構築を目指している。また、当ガイドラインは、2023(R5)年に日本看護協会が公表された「看護職の生涯学習ガイドライン」及び「看護師のまなびサポートブック」を反映した内容となっており、新任職員の育成にも活用いただいている。
そこで今回、これまで全国各地で、新卒訪問看護師の育成に尽力されてこられた先駆の方々との意見交換を通じて、地域で共に学び・育ち・支え合う仕組みと生涯学習支援の視点から、持続可能な新卒訪問看護師育成について考える機会とさせていただきたい。