セッション詳細

【一般公募企画3】看護師が行うエコーの可能性~エコーを使えば看護が変わる!~

2025年9月12日(金) 15:20 〜 16:20
第6会場
座長:谷口 弘美(東葛クリニック病院看護部長)
企画代表者:谷口 弘美(東葛クリニック病院看護部長)
講師:浦田 克美(東葛クリニック病院主任)
   河邉 翔太(東葛クリニック松戸主任)
   西川 貴子(訪問看護ステーションおひさま管理者)
   奥村 歳子(山梨市立牧丘病院看護師)
   髙橋 ルミコ(隠岐島前病院看護師)
超高齢社会の進展や医療の高度化に伴い、看護師の役割はますます多様化している。その中で、エコーは看護師の臨床判断を支え、客観的な根拠に基づいたケアを実現するツールとして注目されている。看護師がエコーを活用することにより、患者の状態をリアルタイムで評価し、より的確なケアを提供することが可能となる。これは、看護の質向上のみならず、早期介入による重症化予防にもつながる。
ここでは、各領域でエコーを活用した看護実践の事例を紹介し、その実践方法や臨床的意義について共有するシンポジウムとする。加えて、エコーが活用できる看護領域を広げるため、参加者同士で意見を交換し、現場での導入や活用の課題について議論するセッションを設ける。
演者5名は、以下のテーマで発表を行い、その後、質疑応答・情報交換を通じて、エコーを活用した新たな看護実践の可能性を深める。これにより、エコーを看護に取り入れることが、単なる診断補助ではなく、看護師自身が主体的にケアを改善するための強力なツールであることを示していきたい。

1.便秘ケアにエコーを活用する排泄エコーナースの実践(東葛クリニック病院)
2.透析穿刺支援におけるエコー活用(東葛クリニック松戸)
3.離島における小病院でのエコーの活用 (隠岐島前病院)
4.看護におけるエコー導入の現状と課題~臨床現場からの探索的実践~ (山梨市立牧丘病院)
5.訪問看護におけるエコー活用の可能性(訪問看護ステーションおひさま)

本シンポジウムが、看護職の専門性向上と医療の質の向上に貢献していきたい。地域や医療機関を超えて、全国の看護師がエコーを活用し、より高度な看護ケアを実践する契機となることを期待する。