セッション詳細
【一般公募企画5】静岡県内で倫理的課題へ取り組むネットワーク
悩み方を身につけると最強だ
2025年9月13日(土) 10:50 〜 11:50
第6会場
座長:松本 志保子(静岡県看護協会会長)
企画代表者:松本 志保子(静岡県看護協会会長)
講師:本家 淳子(浜松医科大学周術期等生活機能支援学講座特任助教/急性・重症患者看護専門看護師)
佐藤 晶子(聖隷三方原病院看護課長/老人看護専門看護師)
企画代表者:松本 志保子(静岡県看護協会会長)
講師:本家 淳子(浜松医科大学周術期等生活機能支援学講座特任助教/急性・重症患者看護専門看護師)
佐藤 晶子(聖隷三方原病院看護課長/老人看護専門看護師)
本交流会は、現場で感じた倫理的問題、いわゆる「もやもや事例」をそのままにせず、対応するときのポイントについて事例を通して検討し、「悩み方」を身につけていただくことが目的である。
医療技術の進歩や人々の権利意識の高まり、価値観の多様化等により、私たち看護職は、多くの倫理的課題に直面するようになった。
しかしながら、「倫理=難しい」といったイメージを多くの看護職がもっているのではないだろうか。さらに、「倫理に関して苦手意識があり、取り組みの糸口が分からない」という声や、「部署で倫理についての意識が低く倫理問題と感じることでもスタッフで共有することができない」「そもそも倫理的問題に気付かない」といった声を耳にする。近年では新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響でスタッフ同士の会話が制限されたことで、日頃抱えていた「もやもや」を共有することが難しい状況であったことも影響されていると思われる。また、これまで実践できていた家族とのコミュニケーションも面会制限などの影響により意思決定が難しい状況が強いられたことも影響していると思われる。
どのような状況下であれ、安全と倫理の側面から潜在的ジレンマを可視化し、倫理的意思決定を行ない、患者にとってのグッドプラクティスは何かを追及することが大切であると考える。
今回、静岡県内において、倫理的課題へ取り組む2つのネットワークを紹介する。「しずおか倫理カフェ」と「やらまいか倫理ケアnet.」である。これら2つのネットワークを牽引してきた講師による活動の報告と、これまで、講師らが取り組んできた様々な事例検討から倫理的課題を解決するためには「悩み方」が大切だという結論に達した。サブテーマにある「悩み方を身につけると最強だ」のとおり、みなさまと事例検討をとおして「悩み方」が身につくような交流会にしたい。
医療技術の進歩や人々の権利意識の高まり、価値観の多様化等により、私たち看護職は、多くの倫理的課題に直面するようになった。
しかしながら、「倫理=難しい」といったイメージを多くの看護職がもっているのではないだろうか。さらに、「倫理に関して苦手意識があり、取り組みの糸口が分からない」という声や、「部署で倫理についての意識が低く倫理問題と感じることでもスタッフで共有することができない」「そもそも倫理的問題に気付かない」といった声を耳にする。近年では新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響でスタッフ同士の会話が制限されたことで、日頃抱えていた「もやもや」を共有することが難しい状況であったことも影響されていると思われる。また、これまで実践できていた家族とのコミュニケーションも面会制限などの影響により意思決定が難しい状況が強いられたことも影響していると思われる。
どのような状況下であれ、安全と倫理の側面から潜在的ジレンマを可視化し、倫理的意思決定を行ない、患者にとってのグッドプラクティスは何かを追及することが大切であると考える。
今回、静岡県内において、倫理的課題へ取り組む2つのネットワークを紹介する。「しずおか倫理カフェ」と「やらまいか倫理ケアnet.」である。これら2つのネットワークを牽引してきた講師による活動の報告と、これまで、講師らが取り組んできた様々な事例検討から倫理的課題を解決するためには「悩み方」が大切だという結論に達した。サブテーマにある「悩み方を身につけると最強だ」のとおり、みなさまと事例検討をとおして「悩み方」が身につくような交流会にしたい。