セッション詳細
【一般公募企画6】吃音のある看護師である私たちが、何に困っているか
2025年9月13日(土) 13:40 〜 14:40
第6会場
座長:矢野 亜紀子(大分県立看護科学大学助教)
企画代表者・講師:伊神 敬人(みどりの風南知多病院看護師)
企画代表者・講師:伊神 敬人(みどりの風南知多病院看護師)
令和6年4月1日から事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化された。本集会の目的は、広く看護師・看護管理者に向け、吃音をもちながら看護師として働く現状や思いを伝えることで、吃音をはじめ様々なハンディキャップをもつ医療スタッフが抱える問題への気づき、誰もが働きやすい職場環境づくりのきっかけとなることである。
吃音症は有症率1%と言われる言語障害の一つであり、症状や吃音の起こる状況などは人により様々で、外部からは見て取れず、コミュニケーションに関わる障がいである故、表面的な症状の程度と悩みの深さが一致しないことが指摘されている。本邦においては吃音症状を有する看護師は4%存在するとの報告があるが(遠藤 2019)、一般社会と同様に看護界においても吃音症に対する認知・理解は低く、その多くが周囲の偏見や無理解に、一人で苦しんでいる現状である。
代表者らは、2023年より当事者の交流会を開催し、吃音があるが故の悩みやその乗り越え方を当事者同士で共有する活動を行っている。これまでは主に、吃音者のコミュニティを通じて、当事者である看護師・看護学生とつながり、この問題について考えてきたが、今後は、吃音のある看護師の同僚・上司である健常の看護師や看護管理者、医療関係者にも、この問題に目を向けてもらい、誰もが働きやすい職場づくりを一緒に考え、実現していきたい。
そのため、今回はまず、吃音のある看護師の当事者が、吃音のある看護師の現状や思いを自分たちの言葉で直接伝えたいと考えている。
吃音症に関する基礎知識を提供したのち、吃音当事者である看護師が登壇し、吃音のある看護師が日々の業務の中での、吃音があるがゆえに経験している困りごとについて報告する。報告を踏まえ、吃音をはじめハンディキャップのある看護師のために必要な支援や配慮について、会場の参加者とともに意見交換する。
吃音症は有症率1%と言われる言語障害の一つであり、症状や吃音の起こる状況などは人により様々で、外部からは見て取れず、コミュニケーションに関わる障がいである故、表面的な症状の程度と悩みの深さが一致しないことが指摘されている。本邦においては吃音症状を有する看護師は4%存在するとの報告があるが(遠藤 2019)、一般社会と同様に看護界においても吃音症に対する認知・理解は低く、その多くが周囲の偏見や無理解に、一人で苦しんでいる現状である。
代表者らは、2023年より当事者の交流会を開催し、吃音があるが故の悩みやその乗り越え方を当事者同士で共有する活動を行っている。これまでは主に、吃音者のコミュニティを通じて、当事者である看護師・看護学生とつながり、この問題について考えてきたが、今後は、吃音のある看護師の同僚・上司である健常の看護師や看護管理者、医療関係者にも、この問題に目を向けてもらい、誰もが働きやすい職場づくりを一緒に考え、実現していきたい。
そのため、今回はまず、吃音のある看護師の当事者が、吃音のある看護師の現状や思いを自分たちの言葉で直接伝えたいと考えている。
吃音症に関する基礎知識を提供したのち、吃音当事者である看護師が登壇し、吃音のある看護師が日々の業務の中での、吃音があるがゆえに経験している困りごとについて報告する。報告を踏まえ、吃音をはじめハンディキャップのある看護師のために必要な支援や配慮について、会場の参加者とともに意見交換する。