セッション詳細
【ランチョンセミナー13】看護師が知っておきたい!新生児・乳児RSウイルス感染症
2025年9月13日(土) 12:20 〜 13:20
第10会場
座長:井本 寛子(日本看護協会常任理事)
講師:峯 眞人(峯小児科院長)
鈴木 俊治(日本医科大学女性生殖発達病態学(産婦人科学)分野教授)
共催:ファイザー株式会社ワクチンメディカルアフェアーズ
講師:峯 眞人(峯小児科院長)
鈴木 俊治(日本医科大学女性生殖発達病態学(産婦人科学)分野教授)
共催:ファイザー株式会社ワクチンメディカルアフェアーズ
RSウイルスは世界中に広く分布しており、生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%がRSウイルスに感染します。乳幼児における肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%がRSウイルス感染症によるとされています。症状は感冒様症状から下気道感染に至るまで様々であるものの、特に生後6か月未満で感染すると重症化しやすいことが示されています。合併症として無呼吸、急性脳症などがあり、後遺症として反復性喘鳴(気管支喘息)が報告されています。
日本では、毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、約4分の1(約3万人)が入院を必要とすると推定されているものの、現在、有効な治療薬はありません。RSウイルス感染による乳児の入院は、基礎疾患を持たない場合も多く(基礎疾患のない正期産児)、月齢別の入院発生数は、生後1~2か月時点でピークとなる報告もあり、生後早期から予防対策が必要とされています。
本講演では、RSウイルス感染症の病態や最新の流行状況、疫学、諸外国の予防戦略、母子免疫ワクチンの意義、その他既報から、日本における適切なアプローチを考察します。
日本では、毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、約4分の1(約3万人)が入院を必要とすると推定されているものの、現在、有効な治療薬はありません。RSウイルス感染による乳児の入院は、基礎疾患を持たない場合も多く(基礎疾患のない正期産児)、月齢別の入院発生数は、生後1~2か月時点でピークとなる報告もあり、生後早期から予防対策が必要とされています。
本講演では、RSウイルス感染症の病態や最新の流行状況、疫学、諸外国の予防戦略、母子免疫ワクチンの意義、その他既報から、日本における適切なアプローチを考察します。