講演情報

[A15]光駆動型CO2吸脱着モード変調性能における反応場のトポロジー効果

○田代 啓悟1、水上 昌勇2、江口 心温3、里川 重夫3 (1. 静岡大学、2. 奈良先端科学技術大学院大学、3. 成蹊大学)

キーワード:

CO2 capture、Topology、Polar-gradient reaction field

光駆動CO2吸脱着モード変調の実現により、熱エネルギーよりも少量のエネルギーでCO2濃縮ができると期待される。我々は、モンモリロナイト粘土鉱物の層間に構築された極性勾配反応場中にスピロピラン(SP)を導入することで光駆動型のCO2吸脱着モード変調システムを開発したが、全てのSPが効果的に機能していないことがわかった。これに対し本研究では、ナノサイズの粘土鉱物であるラポナイトの配列を制御したトポロジカルな反応場を新たに構築し、CO2吸着量を大幅に向上させることに成功した。