講演情報
[19p-A308-5]励起子発光シンチレーターの高温における性能調査
〇河口 範明1、河野 直樹2、岡崎 魁1、加藤 匠1、中内 大介1、柳田 健之1 (1.奈良先端大、2.秋田大)
キーワード:
シンチレーター,励起子
シンチレーターとしてドーパントの発光を利用したものが主に研究されてきたが、近年は励起子の発光を利用したものも注目されている。励起子発光は室温での励起子の熱解離が問題となるが、資源探査などのシンチレーターの応用において室温だけでなく約200℃の高温まで性能安定性が求められる場合があり、励起子発光シンチレーターの高温における性能については興味深い。現状、励起子発光材料のフォトルミネッセンス特性の温度依存性については精力的に研究されているが、放射線励起源の利用が容易ではないことが原因か、シンチレーション特性については研究例が少ない。本研究では、励起子発光シンチレーターの高温における特性を調査した。