講演情報

[19p-A309-9]ホスフィン配位子による AgInS2ナノ粒子の発光過程転換メカニズム

〇(M2)瀬戸 貴大1、濱中 泰1、葛谷 俊博2 (1.名工大院、2.室工大)

キーワード:

量子ドット,ナノ粒子,発光

AgInS2ナノ粒子はas-grown状態ではブロードな欠陥発光を示すが、表面配位子をトリオクチルホスフィン(TOP)に配位子に交換すると欠陥発光に代わってバンド端発光が出現する。本研究ではTOPに交換したAIS NPの発光寿命の変化を解析して、TOPがキャリア再結合プロセスに及ぼす影響を考察した。その結果、TOP は、 ①表面の非輻射サイトを不動態化し、次に②表面の欠陥発光サイトを不動態化することが示唆された。