講演情報
[19p-P03-12]銅フタロシアニン結晶ドメインにおけるキャリア輸送評価
〇(M2)西村 勇亮1、田口 大1、間中 孝彰1 (1.東工大工)
キーワード:
有機半導体,フタロシアニン
有機多結晶薄膜の移動度向上には,配向制御により結晶ドメインの面内方向を揃えるとともに,それぞれの結晶ドメインも高いキャリア移動度を有することが重要である.そのため,単一の結晶ドメインにおいて,移動度異方性を含めたキャリア輸送を評価する必要がある.しかし,有機薄膜トランジスタを用いたIV測定による移動度評価からは,ドメイン内と結晶粒界におけるキャリア輸送を分離することが困難である.本発表では,時間分解電界誘起光第2次高調波発生(TRM-SHG)イメージングにより,銅フタロシアニン(CuPc)薄膜中のキャリア輸送を直接可視化し,結晶ドメインのキャリア輸送を評価した.