講演情報
[20a-A305-9]円偏光散乱を用いたスキルス胃がん検出
〇西沢 望1、島田 周2、田中 真二2 (1.北里大理、2.東京医歯大)
キーワード:
円偏光,スキルス胃がん,光散乱
がん細胞が組織内に散在する初期のスキルス胃がんは、胃壁に明確な病変が見られないことが多いため、表面観察に依らない検出手法が求められている。一方、円偏光を生体組織に照射すると、散乱領域中のがん細胞の核異型に起因して散乱光の偏光状態が変化する。これを利用することでスキルス胃がんの検出が可能である。本研究では、スキルス胃がんマウスモデルから摘出した胃検体に対する実験的検証の結果を報告する。