講演情報

[20a-C401-2]熱応答性体積相転移ゲルが誘起する発光クロミック現象の研究

〇浜崎 亜富1、内田 太郎2、武内 裕香3、勝木 明夫4、尾関 寿美男1 (1.信州大理、2.九保大薬、3.室蘭工大、4.信州大全学教育)

キーワード:

クロミズム,多環式芳香族化合物,感温性体積相転移ゲル

PNIPAゲルに多環式芳香族化合物を取り込み,温度を切り替えて膨潤と収縮の操作を行うと,複数の分子種で特徴的な発光スペクトルの可逆的な切り替わりを示す。我々はこれを相転移クロミズムと呼んでおり,ゲル内でのPAHsの凝集と分散が重要な意味をもつ。また,この挙動によって分子間距離が変わることで,たとえばフェルスター共鳴エネルギー移動における効率もまた,可逆的に変えることができる。