講演情報
[20a-D903-8]金属ナノ構造-グラフェン複合体を利用した芳香族化合物の高感度表面増強ラマン分光検出
〇(M1)小関 慎之助1,2、加藤 遼1,2、田中 拓男1,2、矢野 隆章1,2 (1.徳島大pLED、2.理研)
キーワード：
表面増強ラマン分光,グラフェン,センシング
本研究では、芳香環を持つ分子がπ-π相互作用によりグラフェン表面に優先的に吸着することを利用し、金属ナノ構造-グラフェン複合体を用いて、芳香族化合物の高感度表面増強ラマン検出を実現した。ラマン散乱の増強度はグラフェンの層数に依存し、単層グラフェンにおいて一番高い増強度が得られた。本講演では、実験の詳細とラマン散乱増強メカニズムについて議論する。