講演情報
[20a-D903-9]STM-TERSを用いたジフェニルヘリセンのキラル認識機構の評価
〇(M2)木村 翔1、服部 卓磨1、仲西 秀就1、Powel Krukowski2、大須賀 秀次3、齋藤 彰1、桑原 裕司1 (1.阪大院工、2.ウジ大学、3.和歌山大シス工)
キーワード:
走査型トンネル顕微鏡,探針増強ラマン分光法,キラリティー
生体分子はキラルであり、キラル認識メカニズムの単一分子レベルでの理解が創薬等の分野で重要である。そこで我々は走査型トンネル顕微鏡(STM)と探針増強ラマン分光法(TERS)を用い、Ag(111)基板上におけるヘリセン誘導体のキラル認識メカニズムの解明を目指してきた。今回、ラセミ体および光学分割されたジフェニルヘリセン分子の自己組織化膜についてSTM観察を行い、TERSを用いて光学活性を評価する新しい手法を検討した。