講演情報

[20p-A401-9]バイオリファイナリー技術創出に向けた低温プラズマの活用

〇南 英治1 (1.京大院エネ科)

キーワード:

木質バイオマス,ガス化,大気圧プラズマ

タール・コークの発生を抑制した木質バイオマスのクリーンガス化を実現するため、大気圧低温プラズマの応用を検討した。木材の一次熱分解物のモデルとして無水糖やリグニン基本芳香族核を誘電体バリア放電プラズマ処理(ガス温度200℃以下)したところ、これらを容易にガス化し、H2やCOを生成できた。これらのガス化には本来600~700℃以上の高温を要するが、プラズマによって木材由来物のガス化反応を促進できることが示された。