講演情報
[20p-A601-5]顕微ラマン分光計測を用いた光圧下における神経細胞内分子動態変化
〇西村 和真1、増井 恭子1、細川 千絵1 (1.阪公大院理)
キーワード:
光ピンセット,神経細胞,顕微ラマン分光解析
神経回路網では細胞間のシナプス結合を介して神経伝達が行われる。我々は神経シナプス伝達効率を可逆的に制御する手段として、集光レーザービームの光圧により神経細胞内分子の動態を操作する手法の開発を進めている。今回、神経細胞内の細胞質や核、神経突起に着目し、非標識かつ低侵襲で分子固有の振動モードの情報を取得可能な顕微ラマン分光計測により、光圧下における神経細胞内分子の動態変化を明らかにした。