講演情報

[20p-D902-5]二次元強誘電ハライドペロブスカイトの自発分極が誘起する光学特性

〇(DC)東村 智佳1、湯本 郷1、山田 琢允1、中村 智也1、原田 布由樹1、廣理 英基1、若宮 淳志1、金光 義彦1 (1.京大化研)

キーワード:

有機無機ハイブリッド半導体,第二次高調波発生,2D励起子

室温で強誘電性を示す二次元ハライドペロブスカイト(BA)2(EA)2Pb3I10単結晶を作製し、その第二高調波発生(SHG)、吸収、発光スペクトルおよび結晶構造の温度依存性を測定した。吸収スペクトルのUrbachテールの勾配係数の温度依存性が、室温以下の強誘電体相で生じる自発分極に起因して異常な挙動を示すことを発見した。さらに、この特異な温度依存性が、SHG強度および二次元ペロブスカイト構造の格子定数の面内異方性と相関していることを見出した。