講演情報

[20p-D903-6]CdS/CdTe二量体ナノ粒子による室温動作単電子トランジスタ

〇新田 亮介1、伊澤 誠一郎1、猿山 雅亮2、寺西 利治2、真島 豊1 (1.東工大 フロンティア材料研究所、2.京大 化学研究所)

キーワード:

単電子トランジスタ,ナノ粒子

単電子トランジスタ(Single-electron transistor: SET)とは、電子1個で動作する低消費電力かつ高速動作が可能なトランジスタであり、一つ以下の電子を検出することが可能なトランジスタである。SETデバイスにおいてクーロン島にどういった物質を採用するかは非常に重要である。寺西らは最近、CdSとCdTeという異なる半導体が直列に接合した粒径10 nm程度の二量体ナノ粒子の合成に成功した。本研究では、CdS/CdTe二量体ナノ粒子をクーロン島として用いたSET特性を報告する。