講演情報
[20p-P01-23]溶媒蒸発法による Sb3+添加 Cs₂HfCl₆結晶シンチレータの開発
〇(M1)佐々木 暖人1、川本 弘樹1、藤本 裕1、圭介 浅井1 (1.東北大院工)
キーワード:
シンチレータ,蛍光,溶媒蒸発法
シンチレータ結晶を融液から作製するプロセスはコスト面などで欠点を持つ。一方、溶媒蒸発法による作製は、装置が簡易で低温プロセスゆえにコストが低いという利点を持つ。我々はこの点を活かした新たなシンチレータ結晶の作製手法の確立を目指している。本研究では、当該手法の適用対象にSb3+添加Cs2HfCl6を選んだ。Cs2HfCl6は、非潮解性、高いエネルギー分解能など優れた特性を有する一方で蛍光寿命が長い欠点を持つため、Sb3+添加により蛍光の短寿命化を企図した。