講演情報

[20p-P03-2]酢酸ナトリウムを使用した液中通電法によるAuナノ粒子の作成

〇(B)生田 雛子1、小澤 真一郎1、北原 功一1、宮﨑 尚1、岡本 庸一1 (1.防大材料)

キーワード:

ナノ粒子

我々は、ナノ結晶の作成方法として液中通電法を発表している。この方法は、電解質液中で、比較的低い電圧の直流通電で、電極材料がナノ結晶として析出するもので、非常に単純、安全、容易な方法である。そのメカニズムには、不明な点も残っているが、概略は、通電で電極材料が強制的にイオン化され、電解質液中に溶出し、反対極側で電荷を失い析出するというものである。これまでAu電極を用いた場合、Na2SiO3、Na2SO4、NaOH等の組み合わせでのみ、Auナノ結晶が生成可能であった。一方、アスコルビン酸を用いた場合は、Auが電極から溶け出し、アスコルビン酸が分解する事を報告している。今回は、酢酸ナトリウム(CH3COONa)を用いると、Auナノ粒子の生成した事を報告する。